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ジーザス・ジョーンズ(Jesus Jones)は、イギリス出身の音楽バンド。1988年結成、1989年にデビュー。デジタルロックの先駆者的存在であり、テクノ、ハウス、ヒップホップ、ロックをミキシングした革新的なサウンドを作り上げ、一世を風靡した。 == 概要 == 1988年春に、結成以前から共に音楽活動をしていたマイク・エドワーズと幼馴染みのジェンがデモ・テープを制作。ブリティッシュ制覇を成し遂たフード・レコードに送り、契約を果たした。その後メンバーを探し、同年11月にデビュー時のメンバーが揃う形となった。1989年2月にリリースしたシングル『インフォ・フリーコ』にてデビュー。 フロントマンのマイク・エドワーズの華麗なルックス、メンバーの過激な出で立ちにスケーター・ファッション、メッセージ性の強い皮肉を効かせた歌詞、ロックにハウスやテクノをふんだんに盛り込んだ斬新なサウンド、ポップなメロディが話題となった。1991年にリリースした『ダウト』は世界中で大ヒットし、100万枚以上のセールスを記録。グラミー賞にて Best Alternative Album にもノミネートされた〔http://www.metrolyrics.com/1992-grammy-awards.html〕。『ビルボード』誌のアルバム・チャートでは25位を記録〔http://www.billboard.com/#/artist/jesus-jones/4932〕)。中でも同アルバムからのシングル ''"Right Here, Right Now"'' は1992年、『ビルボード』誌のポップ・チャートで2位、オルタナティヴ・チャートで1位〔http://www.billboard.com/#/artist/jesus-jones/4932〕を記録、および第34回グラミー賞の Best Pop Vocal Performance by a Duo or Group にノミネートされた〔http://www.rockonthenet.com/grammy/popgroup.htm〕。 ところが、革新的サウンドを追究した3rdアルバム『パーヴァース』のセールスが伸び悩んだ辺りから、バンドは暗黒期に突入する。1980年代ポップスで多用されたデジタル・サウンドは、1990年代に入って以降は次第に時代から取り残され、イギリスではブリットポップと呼ばれるムーヴメントが主流になる。デジタル・サウンドとは対照的なシンプルなサウンドが受け入れられ、ジーザス・ジョーンズの音楽性は完全に忘れ去られてしまった。このアルバムは『ビルボード』誌のアルバム・チャートで59位、シングルの ''"The Devil You Know"'' は同オルタナティヴ・チャートで1位を記録した〔http://www.billboard.com/#/artist/jesus-jones/4932〕。 1990年代後半になって「デジタル・ロック」という流れがほそぼそと再浮上し始めた頃、ジーザス・ジョーンズは「元祖デジタルロック」と扱われることもあったが、再ブレークするまでには至らなかった。 布袋寅泰はマイク・エドワーズと交流があり、お互いのライヴにゲスト出演したり、1994年には日本でジョイント・ツアーを敢行するなど親交が深かった。布袋は『パーヴァース』のライナーノーツも手掛けている。布袋のソロキャリア初期に於けるデジタルサウンドはジーザス・ジョーンズからの影響を多分に受けており、エドワーズも布袋モデルのテレキャスターを好んで使用している。4thアルバム『Already』、布袋のアルバム『GUITARHYTHM III』、『King & Queen』(イアン・ベイカーも参加)やシングル『ラストシーン』では共演も果たしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジーザス・ジョーンズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Jesus Jones 」があります。 スポンサード リンク
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